「飲む点滴」と近年注目されている甘酒。
身体によいとされるものならぜひ毎日の習慣にしたい!と思い市販の甘酒を購入していたのですが、酒粕と砂糖で作られた甘酒は口に含んだ時の独特の強い香りや甘ったるい感じがどうも苦手で毎日飲む気にはなりませんでした。寝る前に飲んだ日には砂糖の甘さで罪悪感にさえ感じたり。
もっと甘くない飲みやすい甘酒はないかな〜?
そんな時、お義母さんが「簡単だよー!」と教えてくれた米麹から自分で作る手作りの甘酒。
市販の甘酒は砂糖が含まれているものが多いのに対し、米麹から作る甘酒は砂糖を一切使わないさっぱりした自然の甘みが特徴です。
自分の家でも作ってみたのですが、本当に簡単で美味しい甘酒が完成しました。私が実践した米麹から作る甘酒の作り方と飲み方をご紹介したいと思います。
もくじ
用意するもの
- 米麹(糀) :500g
- 水 :500cc
- 炊飯器
- 割り箸 1本 : 炊飯器を密封させないため。
- テープ :炊飯器のフタを留めておくため。
米麹(糀)
お米の美味しい新潟で有名な山崎糀屋さん http://www.yamazakikoujiya.com/の「生黃糀(なまきこうじ)」を購入しました。昔ならではの製法で砂糖や添加物を使わず米のみを使用して作られた糀です。
新潟のスーパーで買った時は人気すぎて生産が追いつかず次の日は品切れになっていました。
乾燥タイプではなく生の状態なので冷凍庫での保管が必要になります。
水
飲用するものなのでなるべく美味しい水が望まれます。我が家は浄水器の水を使用しました。
今回は500gの糀に対して水500ccで作り薄めて飲むタイプを作りました。義母は300gの糀に対して水750ccで作り薄めずにそのまま飲んでいました。
慣れてきたらお好みの分量で作ってみるといいですね。
甘酒の作りかた
STEP 1 : 糀を炊飯器の内釜に入れる

炊飯器の内釜に糀をガサッと入れます。
冷凍庫から取り出した直後でもポロポロと粒が簡単にほぐれるので取り出しやすいです。
STEP 2 : 水を加えてかき混ぜる

糀がひたひたにかぶるくらいの水を加えます。500gの糀に対して500ccの水を投入。

均等に水が行き渡るように軽くかき混ぜます。
STEP 3 : 割り箸をセット
フタが完全に閉じないように隙間を作るため、割り箸1本を挟んでフタをテープで固定します。

途中でフタが開いてしまわないようにしっかりと固定しましょう。この画像の留めかたでは弱かったみたいで10分後にパカっとフタがあいてしまい慌てて頑丈に留め直しました(汗)
*完全にフタを閉じてしまうと糀菌がしんでしまうので要注意です。
STEP 4 : 保温ボタンを押したら後は待つだけ!
「保温」ボタンを押したら後は出来上がりを待つのみ!!準備は5分で完了!
保温時間の目安は10時間〜15時間です。季節や環境によって異なるので調整してみてください。
間違えて「炊飯」を押さないように気をつけてくださいね。
糀の表面が黄色やグレーのように薄く色づいてきたらかき混ぜます。様子を見ながら1〜2時間に1回かき混ぜるとなお良いです。
完成

11時間後に炊飯器のフタを開けてみたら黄色がかったきれいな色になっていました。上の画像のように糀の芯がなくなってトロトロになったら出来上がりです。参考までに1月中旬の木造の寒い家の中で作りました。

冷ましたら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。1L瓶の3分の2くらいのかさになりました。
又、フタを閉じたり長時間放置してしまうと色が濃くなって酸味が出てしまうようなので気をつけましょう。
甘酒は日持ちが短く、賞味期限は1週間程度と言われています。匂いを嗅いで臭いと感じたらやめておいたほうがよいでしょう。多い場合は冷凍保存することも出来ます。
手作りの甘酒の美味しい飲み方
早速出来上がった甘酒を飲んでみましょう。そのままだと濃いので2~3倍薄めて飲みます。
甘酒レシピ
材料:
- 甘酒
- 水
- 塩 (ひとつまみ)
- 生姜 (お好みで)
作り方
小鍋に飲みたい量の甘酒と同量の水を入れ、塩をひとつまみかけます。お好みで生姜も加えます。

混ぜならがら火にかけて、白い泡が出るまでひと煮立ちさせたら出来上がりです。

生姜をたっぷり入れて甘酒ホットドリンクの完成〜!生姜好きの旦那も美味しいと喜んでいました。寒い冬にはピッタリです。夏はレモンと炭酸水で割ってみるのもいいですね。
まとめ
米麹の甘酒に出会ったおかげで甘酒のイメージがガラリと変わりました。見た目はおかゆのように米粒がドロっとしていますが、砂糖ではなく糀本来の自然の甘さで美味しくて口当たりもさっぱりとして飲みやすいです。
又、ノンアルコールなので朝から飲んで身体の代謝をあげるのにも最適ですね。
アレンジの幅も広く砂糖変わりに使ったり、その他味噌汁やドレッシングなど身近な料理の調味料やデザートにも加えることもできます。糀の可能性は無限大ですね。
毎日気軽に摂って腸活していきたいですね。