2018年に新しく登場した「GMOあおぞらネット銀行」というネット銀行。
実際に夫婦それぞれで口座開設したのですが、それまでに
- 「本当にお得なの?」
- 「どういう活用方法があるの?」
- 「安全な銀行なの?」
など気になる部分があったので緻密に調べ尽くしてから口座開設しました。
そこで、この記事ではGMOあおぞらネット銀行を調査して分かった「メリット・デメリット」の部分。実際に利用して見えてきた「口コミ」と「お得な活用法」をまとめてご紹介していきます。
口座開設しようかどうか迷っている方の検討材料になるように分かりやすくまとめていますので、ご参考になれば幸いです。
もくじ
GMOあおぞらネット銀行の特徴
GMOあおぞらネット銀行の特徴を分かりやすくまとめると、以下9点です。
・ATM手数料が月2回まで無料
・他行宛の振込手数料が月1回無料
・VISAデビットカード一体型のキャッシュカードが無料発行
・海外ATM引き出し&ショッピング利用が可能
・取引でPontaポイントが貯まる
・普通預金金利が日本一高い
・外貨預金ができて為替手数料も安い
・15歳未満でも口座開設できる
・スマホアプリで取引できる
まずはサービス面での特徴をメリット・デメリットに分けて細かく見ていきましょう。
GMOあおぞらネット銀行のメリット
ATM手数料が月2回まで無料
GMOあおぞらネット銀行では、月2回までATMでの出金手数料が無料です。口座を持っている人は無条件で適用されます。
3回目以降は1回あたり108円の手数料がかかります。
1日の限度額は50万円に設定されていますが、最大で1日あたり200万円まで限度額を引き上げることができます。そのため、高額な引き出しが必要な方も安心して利用できます。
引き出し以外の「預け入れ」「残高照会」は何回でも無料です。
セブンイレブンにあるセブン銀行のATMのみ対応。
他行宛の振込手数料が月1回無料
GMOあおぞらネット銀行以外の銀行に振り込む場合、振込手数料が月1回まで無料です。これも預貯金額などの条件に関係なく、口座を持っている人全員が適用されます。
月2回目以降は、1回あたり154円です。月に1回だけでは足りない人も少なくないはず。
そんな時は、他行宛の振込手数料が無料の住信SBIネット銀行やソニー銀行の口座を合わせて持っておくと上手にやりくり出来ますよ。
GMOあおぞらネット銀行間は振込手数料が無料です。
VISAデビットカード一体型のキャッシュカードが無料
口座開設をするとキャッシュカードが送られてくるのですが、普通のキャッシュカードではありません。
VISAデビットカードが一体型になったキャッシュカードが無料で配布されます。
VISA PayWaveに対応しており、カードリーダーにかざすだけで支払えるので、カード支払い時の微妙な時間がかからずスマートにお買い物できます。現金を持ち合わせていない時は重宝します。
ちなみに、利用金額の0.6%が毎月キャッシュバックされるので、現金でお買い物するよりお得です。
クレジットカードだといくら使ったか分からなくなりますが、デビットカードだと決済のたびに口座から現金が引き落とされるので、使いすぎることもないです。
海外ATM引き出し&ショッピング利用が可能
海外ATMでVISAの「Plusマーク」があるATMであれば、海外の現地通貨を引き出すことができます。
そして、海外でVISAが利用できるお店やレストランでもデビットカードとして利用可能です。
取引でPontaポイントが貯まる
以下の取引をするたびにPontaポイントorGMOポイントが1ポイント貯まります。
- 他行宛の振込
- 他行からの振込
- 口座振替(引き落とし)
- 口座振替登録完了
- 給与受け取り
- 即時入金
例えば、GMOポイントを貯めれば振込手数料をポイントで支払うことも可能です。
とはいえ、使い勝手の選択肢が幅広いPontaポイントを貯める方がお得です。
振込手数料無料時はポイント付与対象外です。
普通預金金利が日本一高い
GMOクリック証券の証券コネクト口座を開設して連携させることが条件となりますが、普通預金の金利が0,001%から110倍の0,11%に跳ね上がります。
日本国内の銀行なら普通預金の金利の高さは日本一です。
ATM手数料や振込手数料が無料というだけでも十分なメリットですが、お金を預けるという面でも金利が高いのはメリットとしてかなり大きいです。
外貨預金ができて為替手数料も安い
以下の種類の外貨預金の取引が可能です。少額から好きな時に購入&売却が出来るので、小さな投資を試せる面白味もあります。
ちなみに、外貨預金の積立を500円から対応しているので、分散投資も可能です。
- 米ドル/2銭
- ユーロ/10銭
- 英ポンド/15銭
- カナダドル/15銭
- オーストラリアドル/15銭
- ニュージーランドドル/15銭
- スイスフラン/20銭
- 南アフリカランド/7銭
そして、上記の通り為替手数料が安いです。1通貨単位の片道手数料がどの通貨も1円以下は業界内でも低水準。
15歳未満でも口座開設できる
親権者の口座内からお申込みするのが条件ですが、15歳未満でも口座開設が出来ます。
Web上から申し込めるので手続きも簡単です。
15歳未満はデビットカードが持てないのがデメリット。
スマホアプリで取引できる
残高照会、入出金明細照会、振込・振替、定期預金のお預入れ、外貨購入・売却など。スマホアプリで取引ができます。
認証アプリもあるので、セキュリティ的にも安全です。
GMOあおぞらネット銀行のデメリット
提携ATMはセブン銀行のみだから数が少ない
利用可能なATMがセブン銀行のみなのでATM利用時に不便を感じることも。
とはいえ、セブンイレブンを探して見つからないことはなかなか無いと思うので、許せる範囲内です。
手数料無料サービスの回数が少ない
住信SBIネット銀行の場合は、預金額に応じてランクが上がり手数料無料の回数が増えていくサービスがあります。
それに比べると、ATMでの引き出しも振込手数料も月に1回は少なめです。
とはいえ、ネット銀行以外だと手数料無料になる方が珍しいので、贅沢は言ってられない部分でもあります。
海外ATM利用の手数料が高い
海外のATMで利用できるのは便利ではありますが、事務手数料が3,02%加算されるのはクレジットカードの海外キャッシングに比べると高いです。
実際に利用している人の口コミも調べてみました。
GMOあおぞらネット銀行の評判と口コミ
良い評判と口コミ
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座、総合振込の手数料無料とか、入金専用の仮想口座無料とか、1%還元のデビットカードとか…これ最強じゃないか!
個人口座が完了したら法人口座と個人事業の口座も開設してみる。 - キャッシュカードのデザインがかっこいい
- サイトがシンプルで使いやすい
悪い評判と口コミ
- 住信SBIネット銀行の方が手数料無料サービスが優位
- 振込限度額的に投資家には不向き
評判と口コミ総評
投資家など振込限度額を超える振込をする機会がある方にとっては満足度は低いですが、そうじゃない人にとって満足度は高めです。
GMOあおぞらネット銀行がおすすめな人
以上のメリット・デメリットを踏まえて、GMOあおぞらネット銀行がおすすめな人は
- 手数料を節約したい人
- 預金金利が低い銀行でお金を寝かしている人
- 地方銀行から乗り換えたい人
- 15歳未満の人
- Pontaポイントを貯めている人
です。
また、海外に短期留学で行くお子さんに持たせるのもアリですね。
口座に振り込めば海外でもデビットカードで決済出来ますし、口座に入っている分のお金しか使えないので使いすぎる心配もありません。
そして、海外送金の莫大な手数料がかからないため、かなりお得に活用できます。
まとめ
使い分け口座を上手にやり繰りしたい方や普通預金を金利の低い銀行口座に寝かしている方、振込手数料を支払う機会がある方は、GMOあおぞらネット銀行はメリットを受け取れます。